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What you love, set it free. If it does not come back to you, it was never yours. If it come back to you, it was always yours.


by la-paz-paz-paz
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生きていて良かった

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今日はじめて、某大学病院の産婦人科に行ってきました。

私が今度かかる病院は、全員計画無痛分娩が原則となるのですが
それは「痛みが少ないお産」というハッピーなことが理由にくるわけではなく
私のような何かの疾患を抱えながらの「ハイリスク妊婦」しか
原則的に受け入れていないためです。

つまり、計画的に出産させないと危険な妊婦さんばかりだということ。

研究機関である大学病院で産む妊婦さんというのは、
他の科と掛け持ちで厳重管理のなかで出産しなければいけない
やむにやまれぬ事情があるようです。

さて、私は今回、妊娠を機に産科医すらも「すごいことしたね」というほど
過酷な断薬に挑まなければなりませんでした。

主治医がいまさら教えてくれたことですが、この分量を突如断薬すると
あまりの身体症状の辛さにショック死してしまう方もたまにいます…とのこと。

そんな恐ろしいこと今さら言うな!って感じですけど、
賭けたんでしょうね。私に。

断薬三日後、妊娠中絶の申し込みをしにいきました。
あのときの空の色はまだ忘れられない。

もう自分の命が、このままでは危ういなと、
本気でそう思うほどきつかった。ショック死ってのも分かる。

子供がいない状態だったら閉鎖病棟に入って抜きたいくらいでしたが
娘を放って入院するわけにもいかないなあと思い、
水も食べ物も受け付けなくなった状態で娘と普通に(?)接しましたよ…。
あと、仕事も普通にしてたのが、今思うと異常。

中絶を予約して帰る途中、もうどうにも涙が止まらなくなって
夫に電話して「やっぱり中絶なんてできないよ」と大泣き。
夫も会社で大泣き(笑

でも断薬のピークを抜けて、
「ああ、生きてる…」と思ったこの瞬間の嬉しいのなんの!!

第二子誕生でバタバタする前に、
上娘をサンリオピューロランドに連れていってあげねば。

苦しかったですが(まあ現在進行形で苦しいですが)
過酷な断薬に挑みました。大学病院の先生も目を丸くするぐらいの
結構めちゃくちゃな断薬に挑みました。よくショック死しなかったよ…。
っていうか死ぬかと思った。本当にはじめて命の危険を感じた。

私も、お腹の赤ちゃんも、まずは生きている。

それが奇跡に感じられるというのは
過酷な断薬もそれほど悪いもんじゃないなあと(笑

死ぬような思いをしないと、生きていることにはなかなか感謝できない。

明日も普通に仕事にいってきます。
仕事場の人々は私のこの一週間ちょっとの苦しみなど
全く気づいていませんでした。

精神力が痩せ果ててしまった感じです。

ういー。
by la-paz-paz-paz | 2009-11-18 22:57 | たまご記