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What you love, set it free. If it does not come back to you, it was never yours. If it come back to you, it was always yours.


by la-paz-paz-paz
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苦手な文章


苦手な文章_f0199940_12192737.jpg


8週手前になってくると、さすがにツワリもほどほどにはやってくる感じで…。
今日は娘の保育園の前で「うぅっ」と突然やりそうになりました…。アブね~。
もうなんつうか冷や汗かいちゃうよね。あんなところでゲロゲロしたら、娘も泣いちゃうよ。

今日は単なる愚痴まじりの世間話なんですが、ツワリのときは気持ちが荒むのは
多くの人がご存知だろうと思いますので、適度にスルーしてやってください。

私はブログの文章で苦手なのが二通りありまして。自分も通ってきた道なんですが
通ってきた道だからこそ、苦手だというのもあり。

まず、「私ってどうしてこんなに不幸なのだろう」系。これは自分も散々書き散らして
きたので、人のことは言えないとして…

一番苦手なのは、

私って本当に恵まれてるよね、レッツゴーポジティブシンキングー!!系。

なんていうのかな、、
こういう人は本当に恵まれていて苦労を知らない環境にいるのか、
これ系の記事を書いて、自分の自信のなさを自分で励まそうとしているのか、
大概後者の気がするんだけど、周囲はそんなこと絶対言えないから
「ポジティブでいつも素敵だよ!」的なコメントを残さざるを得ない。

自分で自分をencourageするのは勝手なんだけど、こういう人の文章の
たちわるいところは、他人を容赦なく巻き込むことと、
文章に全く生きている人間のリアリティがないんだな。
つまり、人を巻き込むくせにちっとも読んでいて心に響かない。
だから、読んだ後に、銀紙奥歯で噛まされたような不快感だけが残る。

これに、「私ってもっともっと出来るんじゃないだろうか」「まだまだいける」
とかいう言葉が連呼されると、気持ち悪さも絶頂なわけで。
だから、あなたのself-encouragementに人を巻き込むなと。

そういう類のブログはなるべく見ないようにしているのだけれども
たまに近親者でどうしても見てしまうものとかあって。

で、そのブログでこんなことが書かれていた。
「詰まらない人間からは詰まらない言葉しか出ない、という話を
聞いたことがある。だとすれば、詰まる人間になるにはどうしたら
いいんだろ!?」と。

まず一言言わせてもらえば、「詰まらない人間からは詰まらない言葉しか出ない」
とか、こんな詰まらない言葉を引用する時点で、なんかもう
全てがスッカラカンな気がする。

こういう人って、自分が「詰まらない人間」になった瞬間の
どうしようもない気持ちとか経験したことないんだろうなあ。
それこそ、本人の仰るとおり、周りに恵まれているものだから
きっと一生こういうこと言い続けて生きていくんだろうなあ。

私は「自分が詰まらない人間だと分かって、そういいきれるように
なってから、人生がとても豊かになった気がします」と
はじめてカウンセラーに言えたときに、涙が出そうになったのを思い出すよ。

ああ、ツワリ中は記事が荒むなあ(笑
後で読んでめちゃくちゃ自己嫌悪に陥るんだな、これが。

でも、第一子のときは、6週から既に寝たきり状態だったし
8週なんてほとんどメシ食えなかったから
今回は上等じゃ!!

来週の火曜日には二頭身になったであろう赤さんを拝見できるぞ!

クリスマスは母子手帳ケースを夫にもらいます。
# by la-paz-paz-paz | 2009-12-03 12:38 | 日々の糧

二人目の育児環境


二人目の育児環境_f0199940_12491934.jpg


7週。つわりが始まるも、第一子に較べて格段に楽な感じ。
朝だけかなり気持ち悪い。娘がウンツをして、その快便っぷりをご披露してくれる瞬間が
一番つらい。娘のウンツの上に思いきり吐きそうになったが、我慢…。
それって絶対トラウマになるだろうし…。
仕事に行くとつわりも忘れる。

出産後も仕事は続けられることになったのだが、なにぶん派遣社員なので「育休」とか
呑気なことは言えない。娘の保育園が生後3ヶ月から預かってくれるので、
また娘のときと同様に、3ヶ月から保育園になりそうだ。

だけど、普通の派遣会社だったら妊娠したという時点で相当面倒くさいことになったろう。
そして辞めて一から仕事を探すのだって、子供二人抱えた身には相当辛い。

二人目ってのは、育児環境的にものすごく楽だということが分かった。
まず、保育園(私の住んでいる地域は激戦中の激戦で、出産場所もろくに確保できないほど)
は、娘が3ヶ月~卒園まで通ったので、下の子も無理やりねじこんでもらえる。

これが第一子で保育園探しをしている人は本当に心臓がえぐられるような
思いで毎日を過ごしているそうだ。園長先生の話だと、電話をかけてきて
「どうしても入れて欲しい」と泣いてしまう方も多いそう。

激戦地区は幼稚園に行かせるのも大変だ。特に娘のように、延長保育つきの
働くママ支援幼稚園は、朝早くから願書入手に長蛇の列ができる。
うちの夫も、頑張って並んでくれた。深夜0時から並んで抽選、なんてのも
近くの幼稚園ではざらである。(落ちたら別の幼稚園の列に走るらしい)

ここで娘が幼稚園に行っていれば、次の子は「兄弟優先枠」にて
優先的に席が準備される。だから、下の子のときにこの恐ろしい願書争奪戦に
交わることもないわけで。

やっぱ、育児環境も育児も、一人目ってのはものすごくキツイ。
だから私は、二人目を育てたかったんだな。
キツイだけで育児の記憶が終わってしまうの、なんか悲しいじゃん。
二人目はいろんな意味で息が抜ける。

でも、お金は厳しいですよー(笑
幼稚園延長+保育園(認証・無認可)に通わせると
私のお給料がほとんど残らない(笑

それでもまあいいや。

娘が公立小学校に入ったら、どんどんお金貯めるぞー!!
# by la-paz-paz-paz | 2009-12-02 12:48 | 日々の糧

発作再び


妊娠を機に薬を断ってから三週間。
思いのほか早く、発作が起きた。

相手はまた母親。
抑えようとしても抑えられない、マグマのような怒りの爆発、
全身が痙攣し、冷や汗がドクドクと噴き出すのを止められず。
周囲を憚らない大声で、怒鳴り散らし続けた。

…誰もが私が病気だったことを忘れていたので
誰にとってもショックが大きかったようだ。

なぜ、止められないんだろう?それは病気だから仕方ない。
でもなぜ、怒りの矛先が常に母親に向いてしまうのだろう?

結局、いつまでも親離れできていないのは自分。

母親に褒められるために努力し続けてきた人生。
それなのに、大学院を中退してからというもの、母親が私を褒める材料は
なくなった。

母親を私を見るその目つきは、「異物」を見るときの
恐怖と当惑に満ち満ちている。

薬を飲んでいると、「それは覚せい剤と同じだからやめろ」と言われ
精神科に通っているというと「気のせいじゃないのか」と言われ

ああ、どうして、
病気とともに歩む私に
「頑張ってるね」「偉いね」と声をかけてくれないのか。

良い学校に受かったときのように、大声で誉めそやしてくれないのか。

所詮は母の愛情など、条件付きの愛でしかないのか。

分かっている。突如精神病と娘が診断された母親が、
どれだけ現実を受け入れたくないか。

それでも、私はただ母親の条件付の愛に踊らされてきたような
そんな空しい気持ちで胸を掻き毟りたくなる。

悲しい!!空を見上げて泣きたい!!!!

次の子供は初乳のみで、完全ミルクにすることになった。
出産後にすぐに予防薬の投与を開始するからだ。

遂に、母乳で育てるという夢は叶わなかったな。
# by la-paz-paz-paz | 2009-11-30 18:59 | 試練

ジャニーズのお名前


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娘の風邪(というか気管支炎)がまだ悪いのですが
お天気が良かったので今日は秋の公園でいっぱい遊びました。

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ジャニーズのお名前_f0199940_16372880.jpg


来週、公園で焼き芋大会があるそうで、そのために落ち葉を沢山集めています。
娘も張り切ってやっています。

どうでもいい話なんですが、先日、夢の中にジャニーズの嵐が出てきました。
そして、櫻井翔くんが、私の彼氏であるという鼻血ブーな展開だったのです。

それ以来、すっかり嵐にメロメロになっています。

夫に話したら、「おまえ、年齢的にTOKIOだろ…」と。

…。

出産前に嵐のコンサートに行くかも、といったら
もう呆れてモノが言えないようなことを言われました。

ついでに、次の子が男の子だったら
「翔」か「潤」か「翔太」か「潤太」にしたいと切望したら
「ジャニーズの名前だけはつけたくない。ダメ。出生届ださねーからな!」と
マジギレされました。

かーーーーーーーっ

そのくせ、次が女の子だったら、「ふみちゃん」にすると決めている夫。
もちろん漫画の主人公から取っているんですよ。
以前紹介した、「青い花」の中に出てくる女の子。

上娘が「かえちゃん」なので、ちょっと古風な名前のほうが
バランスがいいんですよね。だから「ふみちゃん」は賛成。

でも今回はちょっとツワリの感じが娘のときと違うし
直感的に男の子の感じがするんですけど、どうでしょうね。

翔くーーん♪♪なんて、
はー、息子に鼻血ブーーーーーーですわ。
# by la-paz-paz-paz | 2009-11-28 16:45 | たまご記

学問は私を救わなかった


三日間のパシフィコ横浜のエキスポが終了しました…。
全社あげての展示会でしたから、娘の体調がなんとか守られたことに感謝!

帰路、みなとみらいの夕焼け&イルミネーションがあまりに美しかったので
何枚か写真を撮って帰りました。

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さすがに妊娠初期のコンパニオンさんは体にこたえ、座ったり立ったりして
なんとかやり過ごしました。でも今回の妊娠はツワリがあまり感じられず、
本当に育っているのだろうか…とどんどん不安になってきました…。

妊娠初期の調子の悪い体を抱えていると、娘を妊娠したときに
ツワリで泣き暮らす私に、指導教官が何通も何通も、私を非難するメールを
出してきたことを思い出します。

ひどい吐き気で研究が全く進まなかった。
苦しかった。焦った。こんなに食べ物を受け付けないのに、何で死なないのかと
毎日毎日泣き暮らした。泣いて嗚咽すると吐いてしまうので、嗚咽することも
許されなかった。

指導教官は当時、大学改革に燃えていました。
大学院教育の変革のための資金を国からガンガンもらい、
彼は自身の野望のために飲まず食わずの超多忙な生活を続けていました。

私にとっての大学改革は、子供を持つ人でも大学に通い、
周りにサポートされながら博士号を取ることができる、そんな大学に
なることを意味しました。だから私は、自分自身がそのパイオニアになろうと
子供を産む前から決めていたのでした。

ところが世の中そんなに甘くはなくて。
私は妊娠によってガラリと変わった自分の身体についていけず、
妊娠前のパフォーマンスを要求する指導教官の私を責める言葉に
パソコンを開くたびに指が怒りと絶望でガタガタ震えました。

あのとき、私の指導教官に対する信頼は一気に消えうせたのです。

「人が語らない部分に物事の真髄がある」「語られぬ声に耳を傾けよ」
という彼の主張に、当時人類学を学んでいた仲間たちは陶酔していました。

先生、ツワリで苦しむ女性に、学問的正論を叩きつけるのですか!
あなたが言っていたことは、一体何だったんですか!?
「語らない部分」を切り捨てるのですか!!

そして最後、私が大学院を辞めるきっかけとなったのは

娘の病気でゼミになかなか出席できない私に対して
ゼミ生全員の入っているメーリングリストでひたすら私を責め続けたことでした。
何度も何度も、もう勘弁してくれというぐらいに、「そもそもゼミというのは」
という正論で始まり、「個人的なことはここで考慮されるべきではありません」と
繰り返し繰り返し私を責め立てました。

私はその翌週、大学院に中退届を出しました。

これ以上、この人のもとでやっていくことはできない。
彼の大学改革の理想を達成するためには、「子供を産んでいる女性」なんて
必要ないってことだったんだなと。手っ取り早く言って邪魔だったんですよ。

学問は私を救わなかった!ずっと救われると思って頑張ってきたけれど
自分を救うのは自分しかいないんですよ、結局のところ。
それが分かっただけ、ずいぶん生き易くなりましたよ。

で、毒舌になりますが

指導教官が国からもらいまくっていた「大学院改革」だとか
「グローバルCOE」だとか、あれだけ多くのものを犠牲にして頑張ってたようですが
今回の事業仕分けでバーーーーーーーッサリ切られてましたね。

これらのお陰で研究科長に出世したみたいですけど、

私は正直、すっごい性格悪い人間なんで

はっはっは、ざまーみろ!!と心で叫びまくってしまいました。

私が蹴った学術振興会だ科研だいうのも、事業仕分けでバッサリだしな。
研究すること自体がこれだけ周縁化される国で、社会学だ学際だっていうものは
一番最初に削り落とされるのがオチでしょう。

だって、社会学って役にたたないもん。

7年間も専攻して、博士まで行ってこういうこというのは何ですが、
人を批判する力ばっかりついて、人に優しくなる力がつかないんですよ。
私は二年間、派遣の下っ端で働いてきたけど、この二年間のほうが
ずっと人にも自分にも優しくいられたよ。

あの指導教官みたいな超天才エリートくんが、「声なき声」なんて
感じ取ることができるのは永遠に無理でしょうな。

ツワリというと必ず思い出す苦い思い出。
# by la-paz-paz-paz | 2009-11-27 18:56 | 労働